子育て応援サロンゆりかごブログ(長崎ベビーマッサージ教室)

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マッサージ開始後の皮膚疹について

 先日、ベビーマッサージ教室に参加された3ヶ月の赤ちゃんのママから、マッサージをして数時間後に赤い発疹が出たという連絡がありました。
お話の内容によりますとその発疹は、時間が経つと引きはしているが、手で触るとまだできていた痕が残っているとのことでした。私は、初めてのお子さんには、皮膚の状態をみさせていただいたり、体質などの質問してお子さんに合ったオイルを選択させていただいています。代謝が良いお子さんには、冷性のあまり代謝が上がらないオイル、また、乾燥気味のお子さんや普通肌のお子さんには、代謝を促す加温性のオイルを使用しています。お問い合わせがありましたお子さんは、体は普通肌でしたが、頭に脂漏性湿疹ができていましたので、冷性のオイルのオリーブオイルとグレープシードオイルのブレンドしたオイルを使用しました。初めてのことでびっくりされたことだと思います。もしかしてオイルが合わずにかぶれたのではないだろうか、とご心配されたことでしょう。
今日は、マッサージ開始後の皮膚疹についてお話したいと思います。オイルマッサージは油という潤滑剤によって、表皮、真皮といった皮下組織に速やかに浸透し、過剰な刺激を防止すると共に、適度な潤いを与え血液循環を良くして代謝を促してくれます。沐浴前にオイルでマッサージをして入浴するとお湯の温熱効果が加わり、沐浴の効果が更に高まります。
その過程で、身体に蓄積されている老廃物は、汗、大、小便として排出されますが、皮膚も同じように皮膚組織に老廃物が蓄積されていて、マッサージで体温が上がると、皮膚炎の形で老廃物が排出されます。時間が経つと引いてくるのが特徴で、数日もするときれいになってきます。
中には顔、背中、胸、お腹、足と上から下へと移動して改善していくお子さんもいます。
特に代謝が良いお子さんにみられますが、授乳中のお子さんの中には、母親の体調、食生活の習慣、内容などが影響している場合もあります。しかし、そのままマッサージを続けいくと、今まで以上に丈夫で弾力性があるきれいな肌になります。
今までたくさんのお子さんをみてきましたが、このような皮膚疹で表れたケースは3例目です。一例目は元々アトピーのお子さんが、薬での治療をされながらオイルを使ったため、オイルに反応してお腹全体に赤く炎症がでてきました。この場合の皮膚疹は、老廃物の皮膚疹と出方が違います。二例目は、明らかに老廃物として赤い発疹が胸の所に出ましたが、時間が経つと引き数日後にはきれいに引いてしまいました。この方の場合は、母親のおかしの食べすぎが原因でした。原因がわかれば改善も早くなります。マッサージにオイルを使うということは、上記のような身体の改善、心の成長の質を高めるのにも役立ちます。
しかし、炎症がひどい時は、マッサージを中断し、医療機関に相談しながら薬と母親の食生活を正し、治療を勧めていくと早い時期に改善されると思います。